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まつすぐに花火が上がりひらくまで君を思へりはかなきことを
遠近感くらくらとせり世界との間に酒を置かなくなりて by 大口玲子 「心の花」に所属し、佐佐木幸綱に師事している作者の第2歌集。 歌集の中には、生きることが辛くなり、精神科病棟に入院した日々の一連がある。 自分の中の不安や、夫をはじめとする他者との距離を、痛々しいまでにくりかえし歌にしている。痛々しいけれども、忘れがたい、いい歌が多い。 ▲
by curtaincall31
| 2005-06-30 21:23
| 歌集なっつ
いつぽんの木であることをつらぬくや唐松が立つたまま死んでゐる
by 荒巻武子 何年か前のある新聞に投稿されていた歌。とても魅かれてメモしておいたもの。だから、作者がどんな人なのか、まったく知らない。道ですれ違ったような歌なのだが、何年もの間私のノートに記されていて、折りに触れて読み返されてきた。歌はいったん作者の手を離れてしまえば、どこまでも一人歩きしていってしまう。 今日、塔の詠草を送った。毎月末日締め切りなのだ。久しぶりに速達で出さなくてすんだ。 ちなみに、塔というのは「塔短歌会」という短歌結社。(結社というひびきが業界外の人にはすごいでしょう)検索すると出ますよ。 ▲
by curtaincall31
| 2005-06-29 21:51
| today's31
![]() 待つてゐるのが辛いから月に行こ 月に行つたら月で待つらむ たのしいね、みんなわらつてないてるね 海月になつて唄ふゆふぐれ by 辰巳泰子 辰巳泰子といえば、その強烈な個性にややひいてしまいそうな印象を持っていたが、ひょんなことからこの『仙川心中』を手に入れた。 口語体でつぶやくような歌がところどころにはさみこまれていて、この歌人に対する初めの印象が変わってしまった。 町田のブックオフは、歌集や詩集のコーナーが充実している。いつだったか、塔横浜歌会の人に案内してもらって行ったときに購入したものだ。 ▲
by curtaincall31
| 2005-06-28 22:41
| 歌集なっつ
サンダルにつまさきのせて坐る椅子行きたいところは行けないところ
江戸雪第2歌集『椿夜』より一首。 この歌集の中には好きな歌がたくさんある。 歌には、誰が読んでも場面、状況がクリアに浮かび上がるものと、読み手のイマジネーションにかなりゆだねられているものとがある。 この作者の歌はもちろん後者だろう。 読む人がそれぞれの心で味わえばよいと思う。 ▲
by curtaincall31
| 2005-06-27 23:17
| 歌集なっつ
死にむかう気だるさとみれば水槽に脱皮の予兆かくも始まる
つくづくと逃げる体質身についていつも人との距離測りおり 甲殻類われの生みしは柔き皮膚なまあたたかきヒト科の子ども たたかいをひとつあきらめ口重く子は細き指水に浸しぬ わがうちの油のごとき愛憎と思いいたりて水草揺るる かたくなでありたし 表面張力の満ちてくるときこわくなるから 言いにくきも言えば心はさびしかり 片頬ついて詮方なきかと 愛ひとつ見失いたる七月のそれでも街に夏は来にけり by curtaincall31 (2002.10) ▲
by curtaincall31
| 2005-06-26 13:21
| 自作
われの死後も生きてゆく吾子膝に抱きむらさきだいこん揺るるをながむ
by curtaincall31 これはたかだか3年前くらいの歌である。3年前は膝にのるサイズだったのか・・・ 中学生の3年間の変貌はおそろしい。もちろんサイズだけではなくて。 (それに比べて、私の3年間は・・・ということは考えないようにしよう。) このところ十五歳の少年の事件が続いている。 たぶん、赤ん坊が生まれてから、3歳児になるまでに匹敵する成長期だ。 生まれてからの3年間は、大人が手伝ってくれるけれど、思春期のこの3年間は、およそひとりで乗り切らなければならない。 無事大人になるということは、それだけで奇跡のようなものだと思う。 みんな「奇跡の人」。 少しくらい大人になりそこなっていても、しかたないではないか。 ▲
by curtaincall31
| 2005-06-24 17:57
| 自作
また会えるつもりで別れてそれっきり 人生とはそんなものかな桜
by 出頭寛一 男歌と言えばこの人、と思っている出頭さん。骨太で飾らない表現が魅力的。 時折りは激しさを増す雨に居てふいに捨てたしわが少年期 by 足立一生 足立さんは雨が似合う。なんて、お会いしたことはないのだが・・・ 子はわれの手を握りつつ眠りたり手を握られることのさびしさ by 松村正直 今年から塔の若き編集長。第1歌集『駅へ』はとても良かった。最近はだいぶ作風が変わってきているように思っていたが、久しぶりに『駅へ』の松村さんに出会った感じ。 以上、塔2005年6月号より。 ▲
by curtaincall31
| 2005-06-23 18:57
| 塔
春陽さす卒業生の髪の色 黒に戻さぬ生徒がひとり
手ばなしで泣き出すことも見事なり十五歳(じゅうご)の春を少年たちは 子の歌は十首に五首と決めたるにさほどたしかな理由はあらず 如月尽またひとりになる予感して明日のために不燃物括る 猫ならば尻尾は振らず呼ばれても返事をせぬも楽しかるらむ by curtaincall31 3ヶ月遅れで掲載されるので、これは3月の歌。息子の卒業式がありました。 ![]() 子のためにただ子のためにある母と知らば子もまた寂しかるらむ by 三ヶ島よし子 *「よし」の漢字がわかりませんでした。 (母の人生がただ子供のために生きるだけのものと知ったら、子供自身も寂しいだろう) ▲
by curtaincall31
| 2005-06-22 22:38
| 自作
吾のなかの五歳(いつつ)の子供にかへりつつひなまつりの歌うたふ二番まで
いつまでも忘れられない歌集がある。歌集との出会いともいえるような。 『恋文』はそんな歌集で、何度くりかえし読んだことだろう。その中から一首。 作者は「玲瓏」に所属しており、先日亡くなった塚本邦雄に師事していたようである。 なお、歌集タイトルの「恋文」の「恋」は本当は旧字です。ルビをふれば(こひぶみ)。旧漢字を出せなかったのでお許しください。 2005年6月20日、本日、塔6月号が届く。 4年前の6月号に初めて私の歌が掲載されたのだった。 5年目に突入した記念すべきこの日に、ブログを始める。心機一転というところ。 この頃歌を作っていない・・・ ▲
by curtaincall31
| 2005-06-20 11:13
| 歌集なっつ
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