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河野裕子さんが亡くなった8月に詠まれた歌が載っている11月号。
挽歌の10首選は別にしてみた。 こうやって、夏至の歌を読みながら、冬至の歌を詠んでいる昨今。 ようやく12月号を読み始めます。 今月のトウドクはお休みなので、他の方の10首選はアップされないのかな? (されていました。 → トウドク ) それではみなさま、よいお年をお迎えください。 夜更けに降り続いた雨があがり、朝霧がきれいだったある朝。 11月号10首選 夏至の夜をあゆむ人みな握りをり濡れし魚ならぬ携帯電話 栗木京子 2 ためらひしあひだに青葉の寺町に永井陽子が消えてしまへり 田附昭二 10 古火鉢の水ぬくもれば底に降り夏のめだかの午後静かなり 西本照代 30 たましいは夜更けに親し湯気の立つカップの上に何かの気配 芦田美香 31 ためらいもあっただろうな背を割りて蝉がこの世に生まれ出るとき 貞包雅文 45 あちこちの墓石濡れている夕べ忘れることは罪じゃないのに 同上 45 鳩尾を背骨を汗が伝うとき我の真中に立つヒムロスギ 藤田千鶴 50 抑揚のないラジオのような蝉の声天より降りて木々にとけゆく 山西直子 136 人見送る時には体力いるだろう 夫にかぼちゃのスープを作る 片山楓子 145 夜ふけて薄紙はがすカステラのザラメの甘さ友一人なく 竹下文子 159 11月号挽歌10首選 もうはるかな昔のやうにも思へるよ丸い眼鏡が西日の卓に 永田和宏 2 そうつとしておいてほしいといふなればふたたび選歌稿に戻りつ 真中朋久 3 左手で閉ぢた扇子を回しゐるひとの悲しみに誰も触れえず 小林幸子 3 立葵咲きのぼりきる夏の日に母の何かがわれに入り来ぬ 永田紅 10 三人が囲めるベッドを少し離れ看護師さんの正座していき 永田淳 10 健やかな道は大きな広場へと続くと聞けば従わざるを得ず 田中濯 14 お茶碗を洗うとう言葉に励まされ私もとりあえずお茶碗を洗う 小川和恵 16 素手のまま死に触りたる感じして眠られず夏の暁は過ぐ 吉川宏志 18 葬りに行かずにあればただ不在のみが迫り来(く)この炎天に 同上 18 河野さんのいない一日が暮れむとし薄口醤油に夕陽射しくる 池田幸子 31
by curtaincall31
| 2010-12-26 12:36
| 塔
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