短歌のある暮らし
by curtaincall31
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靴紐のゆるびのような夕映えにふり向きて妻に余命など問う
栗山繁(7頁)
溶接のワイヤーたのむ受話器おきそれより雪が激し 窓辺に
岩野伸子(40頁)
自転車でお参りにゆく小春日の帰りは籠に白菜乗せて
貞包雅文(56頁)
国境の向こうの町の如くあるアキバを背にして立つニコライ堂
西海行灯(84頁)
ぎっしりと並ぶ綿棒の頭ひとつ抜きとるも何ら変わることなし
潮見克子(96頁)
三塁とホームの間(あわい)にちょうちょうは春の空気を掻きまぜて飛ぶ
中山悦子(104頁)
湿り気を帯びているのか伝票がわずかにカーブしておりどれも
北川浩久 (109頁)
酔いくれば今あることも悲しかりどすんと畳にでんぐり返る
数又みはる(111頁)
冬晴れの二上山がよく見えてベランダいっぱい布団を干せり
伊東文(143頁)
透明なビニール傘に身を窄め水母のように人波に浮く
岩崎雅子(164頁)
一息ついたのは、人間だけではなっかたらしい。
しかしまた今日から炎天下。どこに行ったかな?
by curtaincall31
| 2010-07-31 13:07
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